補助的に受ける人間ドックの腫瘍マーカー検査

体内に腫瘍があると、血液や尿の中にタンパク質・ホルモン・酵素などが増加することがあります。健康時と異なった物質が発生してしまうこともあり、これを腫瘍を発見する一つの目安として使う、腫瘍マーカー検査も人間ドックで行われています。腫瘍マーカーは一種類ではありません。特定のがんにだけ発見されたり、いくつかのがんに対して発見されます。

なので、実際の検査では複数の腫瘍マーカーの値を測り、総合的に検査していきます。メインになるのは血液検査で、それに加えて尿や膣の分泌液などから判断します。がん検診でも、スクリーニング(ふるい分け)検査として使われている方法ですが、陽性と判定されても必ずしもがんがあるとは限りません。逆に陰性であっても必ずしもがんが無いとは言い切れません。

人間ドックの腫瘍マーカー検査の位置付けは、あくまでも他の検査の補助です。他のがん検査と組み合わせたオプション検査として受けるのが普通で、より精度を高めるために行われています。マーカーによって費用が異なりますが、検査の平均相場は1,500~3,000円くらいが普通です。割りと安い感じがしますが、実際には複数の腫瘍マーカー検査を組み合わせするので、数によってさらに費用は上がります。

例として前立腺がんの指標となっている腫瘍マーカーには、PSA検査というものが使われています。前立腺がんは高齢になると多くの男性にリスクが出てくるので、健康なうちに人間ドックを受けて調べておきたいものです。渋谷の内科のことならこちら