1年に1回の健康診断が義務付けられていますが、健康診断は保険が適用されるので、会社が加入する健保組合での受診なら3割負担のサラリーマンで1万円程度の費用がかかります。年齢制限がありますが、自治体が無料で健康診断を行っていることも多いです。しかし、人間ドックは保険適用外であるために高額になります。通常は2万円~5万円程度の費用が必要です。
ここにオプションでCTやMRIなどの専門ドックを追加すると、10万円を越えてしまうこともあります。このために経済的な負担の重さを理由に、人間ドックを受けたくても受けることを諦めている方も少なくありません。健康診断を受けるか、人間ドックを受けるかを決めるにあたって、経済的なことはやはり大きな影響があります。ただ、年齢の若い方は、通常の健康診断でも十分な場合がほとんどです。
20代~30代の方は通常の健康診断を受けながら、もし異常が発見されたら、その部分を意識して、生活習慣などを見直してみると良いでしょう。生活習慣を改善するだけで、異常数値も改善されていく場合が多いです。40代を超えたくらいからは、がんなどの発症リスクも高まってきますので、人間ドックを考えるのも良いでしょう。精密な検査を受けることによって健康診断では発見することができない病気を発見することができます。
なお、女性は乳がんや子宮がんなどが増えていますので、通常の健康診断の場合でも、オプションで乳がん、子宮がん検査を行うのがおすすめです。